2007年3月11日
HONOR 守り続けた痛みとともに @天王洲銀河劇場 [ 芝居観てきました ]
glico PRESENTS TEAM NACS ふるさと公演
HONOR 守り続けた痛みと共に
天王洲銀河劇場
アートスフィアから銀河劇場に名前が変わって初めて出かけました。あたりまえだけど、まあ別に変わらないのです。渋谷公会堂がCCレモンホールになったって、そこにある空気は変わらないしね。商業的な取り組みというか取り巻きが変わるんでしょうけど。
観終わって感じたのは、すごく小さな感じでよくホンがまとまっているなあということ。これはいいことなのです。ただし、舞台を使い切れないのではないかなあ。5人の男があの大きな舞台で芝居をするのであれば、もう少しスケール感があってもよかった。逆に、紀伊國屋ホールくらいでやったらいいのかもしれないなあ。
森のことは描けていたけど、村のことまでは手が回らなかったような。
そういうスケール感。
あと60公演。どう変わってくるか楽しみです。
投稿者 柳家 三之助 : 18:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年2月13日
摂州合邦辻 @国立小劇場 [ 芝居観てきました ]
去年は途中から、芝居などのレビューをさぼりまして我ながら情けない限りです。
余裕のない暮らしはいけません。今年は何とか続けたいです。
国立劇場開場40周年記念 二月文楽公演
摂州合邦辻
隼町 国立劇場小劇場
有名なお話でありながら、私は初体験。
ありがたいことにネットなどでさーっとあらすじを調べていけるから、集中してみられます。難しいことはわかりませんが、感覚的に文楽、好きなんですよね。
上手側の席だったので、人形よりは義太夫を楽しみました。
![]()
早めにうちを出て、皇居一周ウォーキング。
イギリス大使館の目の前にきたら、なぜかウイスキーが呑みたくなりました。オーラ?
投稿者 柳家 三之助 : 14:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年8月13日
噂の男 @パルコ劇場 [ 芝居観てきました ]
噂の男
パルコプロデュース
渋谷パルコ劇場
昨日の芝居の自分なりの敵討ち、ということで朝から当日券の電話かけの結果、当日券をゲット。こういうこともしばらくやっていなかったので真心に立ち返った気分になる。
まずキャスト。
堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし。
キャストにものを言わせるのは最近の商業芸術界の傾向ではあるが、こういう「ものの言わせ方について」は許してしまうのはわたくしの甘いところです。
すごいメンバーですなあ。
そして原作は福島三郎、演出にケラリーノ・サンドロヴィッチ。
かなりものを言わせています。
ある演芸場の楽屋(実際には舞台袖と奈落の間)が舞台になっているところは、「カメヤ演芸場物語」を彷彿とさせますが、内容はそのドロドロ版で、「ヴァンプ・ショー」みたいな感じと言えましょうか。
役者の実力と演出の強引さで、ぐいぐいと話を引っ張っていきます。
休憩を入れずに150分一気に見せちゃうところもとてもいいです。
どうもわたしは休憩が嫌いなようです。
昨日のリベンジ的な脳の初期設定でしたが、かなり自分の中の演劇的な欲求を満足させてくれたと思います。
ただ、何となく引っかかってしまったところがあって、
確かに話はどろどろしているのですが、心の底から嫌な感じがしない中途半端な嫌さを感じてしまい、ストーリーには入りきれなかったんです。
最後にエンドロールがあり、驚愕の文字が。
Directed&Adapted
Keralino Sandorovich
一瞬あれ?って思いまして、演出と何をしたんだろうと
よく考えてみたらAdaptという単語は「改作・潤色」という意味合いもあるのです。
そっか、福島さんのホンを演出と潤色の作業で、
ああいう芝居に仕立て上げたのか。そう言われれば、そういう中途半端さも納得できる。
本当に力業なのだなあと思いました。
福島さん、ナミギンやりましょうよ、泪目銀座。
たのむから。
投稿者 柳家 三之助 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年8月12日
しあわせのつぼ @ル・テアトル銀座 [ 芝居観てきました ]
しあわせのつぼ
東宝芸能
銀座 ル・テアトル銀座
見終わって、考えた。
久しぶりの観劇だったのに、自分の芝居を見るモチベーションがとても低くなってしまった。なんだ俺は、なんだこの変な感情は。
芝居の見方が違ってきているのかなあと思った。
あんまり観にいけていないので、ハズレテいる余裕がないんだなあ。やだやだ。
NACSの音尾くんが出ているから観にいったのは事実。
でも福島三郎だから観にいったというのも強い。
音尾くんはよく芝居をしていたなあ。
山路和弘さんもよかった、演劇の瞬間が見えたのはこの人のおかげだと思います。
布施さんは歌ってた(笑)。
それにしても都合が多すぎな芝居。
なんで、あんな舞台装置にしたのだろう。
福島三郎というひとは日本で二番目のシチュエーションコメディー作家だと思っていたのに、わたしが昔高校演劇でやろうとして顧問に怒られたことを平気でやっていた舞台装置。場所は一カ所でよかったんじゃないかなあ。そんなに親切にしないと分からない客を相手にしたのか、それともテレビの脚本みたいに場面を設定し過ぎちゃったのか。いずれにしてもなんだか想像力を馬鹿にされているような気がしました。
「テレビに出ている人が、テレビに出ているように舞台に立って、期待通りに仕事をしているのを生で見る」舞台はたくさんだ。
見に行かなきゃいいじゃん。
って、自分でおもったから、余計にテンションが下がってしまった。
投稿者 柳家 三之助 : 17:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年5月30日
メタルマクベス @青山劇場 [ 芝居観てきました ]
メタルマクベス
劇団☆新感線
青山劇場
今回の公演、SHINKANSEN☆RSと銘打っているんですが、このRSというのは何だろうと思って調べてみたら驚愕の事実が・・・Rはロック、Sはシェイクスピアなんだそう。
Rは音楽に手を抜かないといういのうえさんの意気込み。
ということは・・・秋味RのRはロックだったのか・・・うむむ。
音楽は生演奏。
ロックとかメタルとかそういう類の音楽が、緻密な舞台進行に沿って奇跡的タイミングで演奏されていくのを見るのはなんとも心地いいものです。
そして、脚本は宮藤官九郎。大人の事情をかいくぐって好き勝手なことをやる日本一です。
芝居は約4時間。
長い。長いけどいい。
完全に商業演劇なんだけど、どきどきする。
完全に商業演劇なんだけど、体が引き込まれる。
完全に商業演劇なんだけど、おもしろい。
こういうことをやっている人たちがいるから、
今ものすごい過渡期であろう、東京の演劇界はよくなる余地があると思います。
投稿者 柳家 三之助 : 18:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年4月22日
シティーボーイズミックス@池上本門寺 [ 芝居観てきました ]
「マンドラゴラの降る沼」
シティーボーイズミックスPRESENTS
池上本門寺 境内特設テント
毎年ゴールデンウイークのお楽しみ、シティーボーイズ。
今年はちょっと早め、それも池上本門寺の境内、テント公演。
確かシティーボーイズの面々は本門寺の節分でも豆をまいていたなあ。
開演前にご住職からのお説教。
これはお約束なのでしょう。最近本門寺ではいろんな公演をやるようになっていますが、このご住職、なかなかの役者です。大切なコトをいいながら、ついでにパンフレットの宣伝までしちゃって、笑いまでとって、いいなあ。
今年のシティーボーイズは、なかなか粒ぞろいのネタが揃っていました。
年によっては?な年もあったり、強烈に印象が残るネタが一つだけあったり、毎年楽しみがあります。今年はとにかく粒ぞろい、これだからやめられない。みんな年を取るけれど、ネタのパワーが落ちないので、演者がネタに引っ張り回されるところももいい!
是非来年、いかがです?
わたしはすっかり年中行事になりました。
投稿者 柳家 三之助 : 18:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年3月15日
當世流小栗判官 @国立劇場 [ 芝居観てきました ]
国立劇場 3月花形若手歌舞伎公演
「當世流小栗判官」第1部
隼町・国立劇場大劇場
猿之助さん不在のなか、若手でこしらえるいわゆる猿之助歌舞伎です。
2部をみることができないのでその全貌は明らかにはできませんが、本寸法にやるところ、派手に傾くところ、落語さながらの台詞回しでおちゃらけるところ、いろいろと飽きさせない趣向でよかったです。
投稿者 柳家 三之助 : 13:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年3月 2日
古事記一幕 イザナキとイザナミ @下北「劇」小劇場 [ 芝居観てきました ]
日本演出者協会 若手演出家コンクール2005 最終審査
劇団千年王國
「古事記一幕 イザナキとイザナミ」
ひょんな縁で気にかかるようになった札幌の千年王國がまた東京で、ということになれば、直前まで失念していたけどすっと出かけていける身軽さというのは大切なことです。
榮田さんの女優一人芝居と思ったら、舞台の上には男性の音楽家が、音を出したり大道具になったり小道具になったり、はたまたセリフはないのだけどちゃんと演技もしているというおもしろい一人芝居。うん、たぶんぎりぎり一人芝居だとおもう。演出の妙を見る、というコンクールの趣旨としてはとてもいいなあと思います。
後で聞いたら、仕込み二時間、上演一時間、バラシ1時間半、という付帯条件が付いた公演だそうで、スタッフの苦労も忍ばれます。でもまあこれもおもしろいといえばおもしろいですよね。
古事記のイザナキとイザナミにアダムとイブが重なり合う、寝物語のようなおはなし。l
一つだけおやっと思ったのは、主催だから仕方ないけど演出者協会のみょうな仕切り。
前説はいいにしても、芝居が終わったとたんに「はいどうも~」的な段取りでアフタートークの支度にかかるのはどうだろうか。あと五秒だけ、余韻をくれればよかったんだけど。演出者協会でしょ?そのくらい考えないとまずかろうねえ。こないだのSKグループの時はとてもよかっただけに、やっぱりやりようだとおもいます。
続報。
コンクールの大賞と観客賞、ダブル受賞だったそうです。
おめでとうございます。よかったよかった。
投稿者 柳家 三之助 : 17:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年2月26日
労働者M @シアターコクーン [ 芝居観てきました ]
シアターコクーン・オンレパートリー2006
オフィシャルサプライヤーシリーズVOL.352
「労働者M」
渋谷・シアターコクーン
初日の幕があいて、ネット上ではあんまり評判がよくなかったこの芝居。見終わって「なんだ、いいじゃん」って思いました。
一幕目2時間、二幕目1時間半の「長い芝居」。
不条理な演劇とか静かな演劇とかなんとか、世の中にはいろいろな演劇のジャンルがありますが、この一連のKELAさんが作り出す演劇のジャンルとして「長い演劇」というのを提唱したいと思います。
「長い」というジャンルです。この芝居はきっと「長く」なければ楽しめない芝居なんですな。だからきっと脱落者もいるし「長いこと」をよしとしない人もいるだろうから、万人向けではないかもしれないけど、それは「不条理」だって「静か」だって同じことだから、やっぱり一ジャンルとして確立してもいいのではないかと思います。
「時間を忘れるほど」とか「あっというま」なんてことを言うんだから、きっと短いことを良しとする思想があって、「長く感じた」というとなんだか悪口みたいに思えます。だけど「長かったなあ」っていうホメコトバをわたしはこの芝居に送りたいのです。
冗長であることにつきあえる喜びを持ちたいなあと、そう思ったので。
だから、そんなに細かくほめることもできないのですけど、長い時間、役者と対峙できたということがこの芝居のほめどころだと思いますし、あんまり長すぎてすっかり心の片隅に追いやられていたんですが「明星真由美」という役者を久しぶりに観たこととか(ほんとに忘れてたよアンタ)、小泉今日子という人をちゃんと役者として組み込んでいたということ、もっと言えば全く方法論の違う役者さん達を一つにまとめてしまった劇作・演出の妙とか。
おすすめですよ。長いけど。
投稿者 柳家 三之助 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年2月25日
再演A。 @池袋芸術劇場 [ 芝居観てきました ]
劇団SKグループ第20回公演
(東京国際芸術祭リージョナルシアターシリーズ)
「再演A。」
池袋・東京芸術劇場小ホール1
前から気になっていたSKグループが東京にやってきた、といううれしさ。
気になっているって言ったって、観たことがあるわけではないので、そこはさらに好奇心の盛り上がりを感じながらの観劇です。
見終わって、「あ、いいなあ」って思いました。
必要以上に「札幌から来ました」みたいなことは必要ないような気がしますね。どちらかというと、札幌でもこういう佳い演劇を当たり前のようにやってます、というようなことが素敵なんですから。
精神病棟を扱ったはなしでした。
こういう話は芝居ではよく観ますけど、やっぱりこういうことを伝えるには演劇というメディアが適しているんじゃないかと思います。それはやっぱり劇を書くということは「やさしさ」だからなのかもしれませんね。
「あ、いいなあ」と思えれば、次はきっと飛行機に乗って札幌の劇場に行くんです。
いいものは東京にしかない、って感覚は大嫌いなので。
演劇を見ていてそう思えるようになったと言うことだけは、自分を褒め称えたいと思うんだよなあ。
また好きな女優が一人増えちゃった。困った困った。
投稿者 柳家 三之助 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年2月11日
「ラブハンドル」 @パルコ劇場 [ 芝居観てきました ]
Parco+Thirdstage Presents
「ラブハンドル」
渋谷パルコ劇場
まず端的に一言。
「うらぎられました、ありがとう」。
ストレートプレイが好きと自称できる人で、最近もちゃんと芝居を観ている自覚がある人で、まだこの芝居のチケットを手にしていない人は、是非観に行ってください!行けないあなたはかわいそうだと、そう思ってもいい!
以上。一言終わり。
休憩を挟んで140分を越えるこの芝居の70分を越えたあたりで、「あれ?」って思いました。無期待で舞台に立ち向かう観客はいないはずで(ホントは無期待でありたいのだけど)、わたしがこの舞台に期待しているものが、劇の半分を超えてなお、見えてきません。そういうことってよくあったりして、結局最後まで見えないという事件にも発展したりします。
120分くらい経った頃、この芝居のことをこのブログにどうやって書こうかと考える自分を発見しました。これ、まずいわけですよ、明らかに芝居に集中してないわけですよ。まずいですよこれは本当に。
まずいな、と思ってから終演までの十数分。どうやって過ごしたか?
久しぶりの大満足に心ふるえ、それまでの120分を取り返し、それまでの120分に思ったことを恥じました。さっきこの芝居に期待していて得られなかったものの数倍をいただいて終演を迎えました。
芝居としておもしろかっただけでなく、観客として舞台に向かうときに、ちょっと忘れていたものをしっかりと思い出しました。うらぎられなさすぎたんです、このところは。だから「うらぎられて、ありがとう」です。
早い話が、この芝居、最後の20分があるからおすすめします。もちろん、前の120分もいいんですよ。全部見たあとで思うとね。アハハ、やっぱり観客って勝手な生き物だなあ。
やっぱり舞台は舞台の役者が全部さらっていくべきだ!という欲望を、全て満たす素敵な芝居です。
出ずっぱりでもないのに、毎日この芝居をこういう風に作っている役者さんに敬意を表します。
こういう人たちだけの芝居が観られたら、と想像するだけで鳥肌が立つ、を通り越して、寒気の予感。
東京の演劇のしくみの中で、ちゃんと実現できたらいいなあと思う、そんな冬の日です。
投稿者 柳家 三之助 : 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年2月 4日
「あしたのニュース」@トップス [ 芝居観てきました ]
ラッパ屋第32回公演
「あしたのニュース」
新宿シアタートップス
前回公演「裸でスキップ」は2004年の1月だから、二年ぶりということになりましたラッパ屋。
結論はこれにつきます。「せめて一年に一回はやってくれ」と。
二年ぶりだから期待しちゃうわけです。
そして期待通りおもしろいわけです。
でも期待通りじゃないのか、そもそも期待が大きすぎるのが違っちゃっているのかわからない部分で、未消化な部分が残ったりもしました。
三鴨さまがもっと観てぇ!って思ったって、弘中さんが活躍するのはうれしいし、
もっとエロが観てぇ!と思ったって、結構社会派ドラマ的な鋭さもいいし、
もっと濃いぃドタバタに騙されてぇ!と思ったって、役者は巧くなって落ち着きもあるし。
つまり、劇団だから「今回はこうでした」というのはいいんですよ。
でもそれが二年に一回だと、そうも言っていられないじゃないですか。
絶対にラッパ屋でしかできない芝居というのがあるので、それは時々は観たい。
たぶんそれは演じ手・書き手にとっても似たような気持ちがあるのではないかと思います。
時々はやってないときっと忘れちゃうというような、言葉で言えない魅力を、
いつまでも持ち続けて「最高のヘタウマ劇団」として君臨してもらいたいなあ。
これ、ほめてんのよ。
困るよねえ、ほめるのにもこんなに複雑になっちまう、これがラッパ屋の魅力が持つ複雑さだと思ってます。
投稿者 柳家 三之助 : 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年1月29日
「乃崎さんのついた嘘」@札幌やまびこ座 [ 芝居観てきました ]
劇団イナダ組第31回公演
「乃崎さんのついた嘘」
札幌・やまびこ座
もうすっかりイナダ組さんは当たり前のように観に行くようになってしまいました。札幌の演劇の入り口はNACSさんであることは確かだけれども、NACSよりもちゃんと芝居をやっているのはイナダ組で、もちろんそういうふうにちゃんと芝居をやっている人たちが札幌に暮らしているということがうれしくて、航空券を取ってしまうわけです。
イナダさんの書くホンは、理屈じゃなくて僕のいま考えるべき・考えてしまうことを織り込んでくるので、軽いようで重いし、重いようで重いんですな。で、ちゃんと伝えられる役者さんが少しいて、そうでない人もいるといういわゆる「劇団の体(てい)だなあ」と思えるような芝居に仕上がってきます。
久しぶりにおしりを痛めながら観たのもよかったし、寒かったのもいい。
結局は、そこへ出かけていく喜びを思いっきり楽しんだのでした。
あとは、台詞がなまってないと、もっといいけど、それはしょうがないのかな。
しょうがなくなると、いいんだけどね。
投稿者 柳家 三之助 : 13:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年1月23日
「曽我梅菊念力弦」国立劇場 [ 芝居観てきました ]
国立劇場新春歌舞伎公演
通し狂言「曽我梅菊念力弦」
三宅坂・国立劇場大劇場
お正月のお芝居です。
音羽屋さんのお正月らしい華やかなお芝居で、天王寺屋さんもますますお元気、一年の幕開けにふさわしい芝居になりました。華々しさ、ということでいいのかな。芝居の方は時々話がつながらなくなるような感じもしたのですが、おめでたさに包まれて、そんなことはどうでも良いような気もいたします。
お正月の寄席だって、そうだもん。
「なんだかよくわからないけど、お正月」って大事なことです。
客席には、朝之助兄貴と志ん太兄貴、それから下座さんがちらほら。休憩時間も退屈ナシで楽しみました。
投稿者 柳家 三之助 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年1月15日
贋作・罪と罰 @シアターコクーン [ 芝居観てきました ]
NODA・MAP 第11回公演
贋作・罪と罰
渋谷 シアターコクーン
野田さんの芝居は、時々観たいと思ってます。
決して野田ファンではないのだけれども、すごくいい気持ちになれるのです。
野田さんの芝居は僕にとっては何年経っても難解で、つまり分からないんだけど演劇が分かることだけで構成されてなくてもいいというのを教えてくれたのも野田さんで、役者がみんなで生の舞台を進行し続けるという気持ちよさも、最近では野田さんのお手のものになっていて、これも実に清々しい。松たか子さんだろうが、誰だろうが、空いてる奴は効果音を作ってみせろというのは、あんまり日本の商業演劇のやり方にはなかったんだと思うんですよね。
役者が出番が終わっても客の前に晒され続ける光景。
特に野田さんが晒されているのにはつい目が行ってしまいます。舞台を無視したくなってしまいます。なぜならその野田さんの姿は時に演出家の目になったり、役者の目になったり、そして観客の目になったりするからです。
こういう演劇のやり方は、やっぱり時々は観たいですな。
投稿者 柳家 三之助 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年1月 8日
BIGGEST BIZ @本多劇場 [ 芝居観てきました ]
AGAPE store #11
BIGGEST BIZ~最後の決戦!ハドソン川を越えろ~
下北沢 本多劇場
おもしろかった!けど・・・
という感想になりそうです。
悪い意味でのエスカレートといいますか、それは中身はお金はかかっていますし、BIG BIZシリーズとしての成功はそういう投資のされ方にも現れているのですが、それが必ずしも演劇そのものの向上には働いていないという感じがします。
例えば「だんだん出演者が増えている」ということには、二作目まではガマンできました。ストーリーに広がりを感じたからです。でも三作目は違いました。二作目よりも出演者が増えたことによってストーリーがぼやけてしまいました。松尾貴史さんの一人暴走もこのシリーズの通例として、他の役者達にカバーされながら前面に押し出されていたのに、今回はそれさえもどっかに行ってしまって、となるとこの芝居は「誰が主役」なのだろうと悩んでいるうちに芝居は終わってしまった、というところです。
「核になる大事件をドリームチームがとんでもない計画で実現してしまう」というこのシリーズの醍醐味は、「大事件」を全作になぞることで処理し、「ドリームチーム」はセリフとしての説明だけで済ませ、「とんでもない計画」は演出のギトギト感で見せてしまうという結果に終わったような気がします。実に残念。
後藤ひろひとさんはもう次作はやらないんだろうから、安心したろうなあ。
やっぱりね、天才は勢いだけで書いているわけではないと思うので、その辺は大事にしてあげたいと思うのです。後藤さんは本当に天才なんだから。
最後にもう一度書きますけど、おもしろかったんですよ、この芝居。
楽日近くにもう一回見に行きたいと思っているんだから。
投稿者 柳家 三之助 : 18:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年12月22日
天衣紛上野初花 国立劇場 [ 芝居観てきました ]
天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)
隼町・国立劇場大劇場
国立劇場12月歌舞伎公演
2003年の11月にも同じ公演を観ています。
そのときの記事がここに。
商家も、廓も、武家屋敷も、粋を集めた寮も、雪の中のそば屋も。あらゆる場面が登場するので噺の参考にもなる、お得な芝居ですなあ。冬の寒さを感じさせる場面が随所に出てきて、のぼせそうなくらい暖まった劇場の中にいて「ああ今は冬なんだ」と感じさせてくれます。
![]()
せっかくなので、冬の寒さを実感しようと三宅坂から有楽町まで歩いてみました。
風が強くてお堀の水が波立っています。さぶ。
*P901is 1/24 f4*
投稿者 柳家 三之助 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年12月16日
ウーエン イ ウースト [ 芝居観てきました ]
Phisical Theatre ウーエン イ ウースト~The Island In The West~
新宿シアターアプル
アミューズ
レビューを書くのが難しい公演です。
レベルの高いブレイクダンスを観、自分のお気に入りの役者が出演しているのを確認し、その他の出演者のファン達が盛り上がっているのに盛り下がり、よく分からない構成演出の、学芸会レベルの脚本の芝居をみせられた、ということになりました。
だったらコラボなんかすることないじゃない。
きっとチケットはそこそこ売れるので、誰も不幸せにはならないのだろうけれども、このような公演が成立してしまうという演劇界の一側面は不幸せだと思います。
今年一番つまらない劇空間だった。といっておきましょう、この暮れへきて。
投稿者 柳家 三之助 : 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年12月13日
一谷嫩軍記 @国立小劇場 [ 芝居観てきました ]
文楽公演です。
やっぱりまだ文楽ってどうやってみたらいいかっていう自分なりのスタイルがなくって、人形よりも人形師を観てしまうし、また舞台よりも浄瑠璃に目がいってしまうんですよね。ついでに字幕まで出てるもんですから、視線の移動が大変です。
でもストーリーとか舞台の進行がてきぱきしていて、とても小気味よく、文楽は好きです。
投稿者 柳家 三之助 : 11:20 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年11月24日
「絵本太功記」 @国立劇場 [ 芝居観てきました ]
国立劇場11月歌舞伎公演
「絵本太功記」
隼町・国立劇場大劇場
毎月こうやって国立の歌舞伎を観ることができるというのは嬉しいですね。
そういう定点観測的な観劇の記録として、このブログを利用させてもらってます。
・・・ええと観たという記録ね。
レビューは相変わらず歌舞伎の場合は書けませんが・・・。
投稿者 柳家 三之助 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック (4)
2005年11月10日
「樂園」@札幌 [ 芝居観てきました ]
「樂園」
劇団千年王國 第10回公演
札幌市 石造りたまねぎ倉庫
以前に池袋芸術劇場で観た劇団です。
そのときのレビューはここにあります。
そこに書いてある予告通り、札幌まで行ってきました。
以前の記事のレビューを読んで下さった劇団関係者が、わざわざご案内をくださったんです。まさにこのブログが繋いでくれたご縁です。
会場は札幌の中心部からはちょっと離れますが地下鉄で数駅という場所。
地下鉄で数駅でさながら郊外といった風情ですが、そこがまた北海道のよさでもありますね。たぶんもう使ってないんでしょうけど、会場の名前通り石造りのタマネギ倉庫を劇場に改造した、なかなか雰囲気のある空間です。表には工事用の発電機がまわっていて、改めて演劇というモノは電力を使うのだなあと認識しました。
さて、物語の舞台は活動写真華やかなりし東京は浅草。
そこで活動写真に情熱を傾ける人たちが様々なものに翻弄され、一人の大女優ができあがるというお話でした。セリフのない無声映画の現場で、匂い師という、映画には直接関わりのないひとが、現場の雰囲気、そして役者に魂を吹き込んでいくというという設定がなかなか興味深いです。
匂い。実際に匂いを感じなくても、生の空間には必ず匂いがあって、観客との関係のなかで作り出すことの出来るものです。自分もこの匂いというものをなんとかお客様に想像していただけるように努めているつもりではいますが、なかなか出来ない。逆にこれが出来れば、こんなに人の心にしみいるものはありませんよね。
ドタバタなシーンが本当にドタバタしているのは気になりましたが(ドタバタしているように見えれば十分ドタバタなんですけどね)、役者さんの技量と、公演の規模と、脚本とがよくバランスしていて、アンサンブルとして考えるとホントに心地よい芝居でした。札幌まで日帰りで芝居を見に行くという行動が、演劇の持つばかばかしさとリンクして、自分自身としても一日がしっかり堪能できたのも収穫でした。
あーあ、これで又一つ、北海道に行く理由が出来てしまった。
![]()
昨日、初雪だったそうです。
*Caplio RX 1/104 f3.1 ISO100*
投稿者 柳家 三之助 : 13:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年11月 6日
ダブリンの鐘つきカビ人間 @ル・テアトル銀座 [ 芝居観てきました ]
ダブリンの鐘つきカビ人間
PARCO+RICOMOTION Presents
ル・テアトル銀座
再演です。
おもしろかったです。
でも。
初演のキャストから数人が入れ替わっています。
主要キャストが入れ替わっています。
でも、入れ替わっていたのは主要キャストではありませんでした。
つまり主要キャストが主要キャストとして機能していませんでした。
結果として、入れ替わらなかったキャストがいかにこの芝居を支えていたのかが数人の入れ替わりではっきりとしました。そして入れ替わったキャストは忠実に前作のキャラクターを再現していたような気がしました。
G2さんが演出をして、後藤ひろひとさんがホンを書いているんですから、そりゃあチラシみりゃあ商業演劇だって分かるけど、そうじゃない部分を期待するじゃないですか。つまりカビ人間がラーメンズの片桐さんに変わったことが、どう芝居を変えるのかということだったり、ということですよ。
初演のカビ人間は大倉孝二さんでした。
このカビ人間はまさに大倉さん以外の何者でもなく、この人のためにかかれた作品何じゃないかと思いました。それを別の人がやったらどうなるのかという興味が一番多かったんです。片桐さんは忠実に再現してしまいました。初演を観たのか、それともビデオを見せられたのか。大倉さんのあの芝居を観てしまったら、あれはああやるより他にしょうがないんだろうなあ、とも同情します。観なければ、きっと新しい何かを見つけられたろうに。大倉さんじゃなかったら、あんな歩き方、話し方をしても意味がないじゃあないですか。
結果として、前作と印象はあまり変わりませんでした。
よくわたしが「初演の方がおもしろかった」という場合、改悪された部分をさしてそう言うわけですが、今回は悪い意味で何も変わっていないということが気になりました。本当に観客というモノは勝手な生き物です。もちろんギャグとかそう言う部分は変わっているんですけどね、言っているのはそういう問題じゃない。
だったら初演と同じキャスティングでやってもらいたかったなあ。
同じキャストで出来なかったのが大人の事情なら、それはもう本当にわたしの嫌いな商業演劇なわけです。また遠くへ行ってしまったと思って寂しいわけです。
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たまには抹茶も飲みます
*Caplio RX 1/7 f3.1 ISO64*
投稿者 柳家 三之助 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年10月26日
貞操花鳥羽恋塚 @国立劇場 [ 芝居観てきました ]
国立劇場10月歌舞伎公演
貞操花鳥羽恋塚
三宅坂・国立劇場大劇場
久しぶりの歌舞伎。
長帳場で大変ではありましたが、仕掛けや宙乗りがところどころにちりばめられておりまして、楽しめました。今日は千秋楽だったんですねえ。
富十郎さん、梅玉さんの長調声=メジャーボイス(勝手に呼んでます)がそろって聞けただけで胸がすっとします。声はやっぱり大事だなあ。
投稿者 柳家 三之助 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年10月 8日
翼をくださいっ!さらばYS-11 @パルコ劇場 [ 芝居観てきました ]
パルコ・ピクニック提携公演 ギンギラ太陽’s
「翼をくださいっ!さらばYS-11」
渋谷・パルコ劇場
完全に題名に引かれて観る事にしたこの初観の劇団、福岡の地元劇団としてなかなかの評判らしいです。で、チケットをとってしまってからこの劇団の芝居が「かぶりもの演劇」ということを知り、ますます興味がわいておりました。
かぶりもの、つまり頭にいろんな造形物を頂き、そのものになりきるというか擬人化された物品が繰り広げるお芝居です。人間は誰一人登場せず、福岡空港第1ターミナル、第2ターミナル、そして新国際線ターミナル、福岡市役所などがそれぞれ別の人格を持つものとして登場したりします。
ストーリーは荒唐無稽と片付けてしまうのはもったいないくらい、ものや場所に宿る心を見事に演劇にしていて、いつの間にかそれらのモノに感情移入してしまっている事に気がつきます。まして、私は旅客機マニア。YS-11が今年いっぱいで日本の空から消える事、そしてその消えゆく旅客機に今年中になんとかして乗りにいく算段をしていること、そういうこともあってますます力強くストーリーがしみてきます。
本来ならば、福岡の小劇場で観たい芝居です。
パルコ劇場という劇空間には合っていないような気がします。わざわざ飛行機に乗って遠い福岡の地でお尻の痛い思いをしてみるか、それとも下北沢の駅前劇場で観るか、そんなような空間が理想じゃないかと思ったりもします。
札幌の千年王國といい、あんまり地方にこういう劇団がふえると困るなあ(困ってないけど)。
暗転が多いので、その辺はもう少しすっきりと場面転換をしてもらえると、気持ちがもっとつながっていけるように思いますね。
投稿者 柳家 三之助 : 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年9月13日
「吉原御免状」@青山劇場 [ 芝居観てきました ]
SHINKANSEN☆PRODUCE
いのうえ歌舞伎「吉原御免状」
青山劇場
新感線初の原作ものです。
珍しくあらかじめ原作を読んでの参戦ということなりました。原作の持つ力がとても強かったので、「これちゃんと芝居になるの」という危惧を抱きながら劇場に足を運びました。「亡国のイージス」みたいにならないといいなあ、なんてね。
この心配は見事吹き飛びました。3時間で見事にこの「吉原御免状」の世界を描ききっています。新感線にしては、少し説明が多いかもと思いましたが、これはこの設定の複雑さを考えれば致し方ないですし、きちんと説明ができているので問題はありません。
装置の巧みさに驚きます。
野田っぽさ、かつ蜷川っぽい感じがしますが、その2者のいいとこ取り+発展版という感じで、場面転換さえ時間の流れとして利用してしまえるようなスムーズかつ複雑な場面転換にとにかく圧倒されます。特にスピード感を感じさせるわけでもないのにあっという間に別の舞台に転換する、そして回り舞台によってその形が変わり続ける、もう感服つかまつりました。
濡れ場の多い舞台でしたが、それもすっきりと見せて嫌みがないです。
プロデュース公演なので、新感線手練れの役者たちの扱いがもったいないのは毎度のことですが、いわゆる芸能人コースの人たちもきちんと芝居ができていて、花を添えています。
まだ一ヶ月あります。
これからもどんどん変貌を続けるでしょう。
うーん、もう一回はみたいなあ。どうしよう、チケットない。
観といた方がいいですよ。
投稿者 柳家 三之助 : 18:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年9月 7日
スケッチブック・ボイジャー@サンシャイン劇場 [ 芝居観てきました ]
演劇集団キャラメルボックス劇団創立20周年記念公演③
「スケッチブック・ボイジャー」
池袋サンシャイン劇場
まだニッポンではお芝居は特別なことで、最近はその特別感が芸能人のプロモーション活動の一つとして利用されかねない危険性もあって、実際そんな芝居もあったりして困るのですが、このキャラメルボックスという劇団は常に当たり前に舞台をやっている、希有な劇団です。
一回の公演に一ヶ月半の時間を割いて公演を打ち、もちろん稽古もし、それを年四回とかっていうペースですからいつでも舞台なのも当たり前なのですが、それをバカみたいに肥大化した組織でやるんじゃなくて何となく手の届く、手作りっぽい商業性(笑)があるバランスというのもこれもまた希有な感じがします。
さて、この芝居の脚本を初めて読んだのは、高校生の頃でした。
そのころ私は高校演劇という名前の活動をして、体育科の教師と体育館の縄張り争いをしながら芝居の稽古をしておりました。小さい頃から芝居を観ていたというわけではなく、間違って連れて行かれたフォークソング同好会もとい演劇部の部室で芝居に出会い、学校に来る児童劇団を除いて生涯初めて、自分の金を出して観た芝居が、このキャラメルボックスという劇団。そしてこの本が書かれたのはそれよりも2年前のことです。
芝居とかドラマとか、そういうものに対してあらゆるコトに無知な頃にこの本に出会って、脚本の二重構造というものを知りました。「え、一つの芝居をやってる最中に、別の人が出てきてまぜこぜになってそれが一つの芝居になってる、って何?アリ?こんなの」と感激したんです。知らないというのは恐ろしいことであると同時に、わくわくするものですね。
今じゃあ、二重構造の芝居なんていっくらでもあります。
でも始まったとたんに「これは二重か」なんて理屈で片づけてしまうのは、実は害なのです。こういうときの「未知」はある意味価値です。
17年経っていても、やっぱりその芝居は二つの世界が見事に融合していて、私にとっては初めての台本で、当時の役者さんも舞台の上にいて、新しい人たちもいて。
再演にうまいものなし、となりがちな芝居という芸能がいい形で再演をしていく術を、この劇団は知っているような気がします。再演だということに決して力が入っていない、今できることをやっている再演。もちろん前よりもいいものを作ろうという気持ちがない再演はいかんのですが、その気持ちが妙な方向に働くと、いわゆるうまいものなしの再演ができあがります。
考えてみれば、噺は、再演ばかりなんだよなあ。
初演以外は全部再演。
キャラメルボックスは、今私にとって熱狂する対象ではありません。
ファンクラブにも入ってないし、DMももらってないし、旗も振らないし、グッズも買わない。
でもやっぱり、今日も、原点でした。
あ、前説五郎さんとマイミクになっちった。うれしい。
投稿者 柳家 三之助 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年8月14日
COMPOSER ~響き続ける旋律の調べ~ 福岡ももちパレス [ 芝居観てきました ]
LAWSON PRESENTS TEAM NACS 全国公演
COMPOSER~響き続ける旋律の調べ~
福岡・ももちパレス
このブログを振り返ってみるとこの公演を見るのは5回目。
この公演の生の舞台を見るのはこれが最後、ということになります。一つの公演をこんなにたくさん見たのは初めての体験だったし、5回観るというのは受け手の方から見ればもう純粋に演劇としては楽しんでないかもしれないんで感想らしい感想も書けないんですけれども、札幌の初日と比べて芝居の錬度としては落ちてないまたは多少よくなっているという流れを感じますが、表現とか深みの面では少し疑問に思うところもあることにはあります。
公演期間と公演回数のずれがあることは最初から分かっていることですが、芝居の前後、また現地入りしてからもスキマなく仕事が入っているようですし、芝居の中身を変えてきてもそれを板の上にのっける稽古の裏付けがあまりなされていない、いわゆるタレント的な瞬発力での改変部分が、稽古で練り上げてきた部分とうまくブレンドしていないような気がします。それから回数を重ねるごとに各人の演技の味付けがそれぞれ変わってきているのですが、アンサンブルしていない勝手変更なような気がするのも、やっぱり稽古不足なんでしょうねえ。いったん作り上げた芝居を変えるというのは、やはりそれ相応の稽古の積み重ねも必要なのだなあと感じました。
こんなことを言っては元も子もないですが、初日の緊張感といい意味での素っ気なさの上に成り立っていた芝居がこの作品には一番合っていたように思います。
投稿者 柳家 三之助 : 13:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年7月28日
水平線ホテル@サザンシアター [ 芝居観てきました ]
劇団M.O.P. 第40回公演
「水平線ホテル」 作・演出:マキノノゾミ
新宿紀伊国屋サザンシアター
まあ久しぶりの芝居ですねえ。
いかんとはおもいながら。
三上市朗さん、小市慢太郎さんという代え難い男優を二人抱え、そしてメジャーな仕事もばりばりこなすマキノノゾミさんの劇団M.O.P.。最近は公演数は年に一度くらいのペースですが、それでも確実におもしろいものを上演していますから、私の中でははずれのない劇団ということで定着しつつあります。
洋物芝居をやらせたら日本一。そんな科白は実生活では言えないし、そんな科白を言えてしまうああたがたは偉いよ!と思ってはや数年。今回もやってくれてますよ。
関西ベースの劇団ながら、言葉がとても綺麗なんです。普段はばりばりの関西弁なのに、俳優として発せられる言葉は実に綺麗な言葉なのが、職業意識を感じさせます。当たり前のことなんですが、当たり前にやっているからこそ感じることができるのですね。
お芝居のからくりには毎回すかっとさせられますが、今回はそのあとにもうワンシーン追加されていました。これはやはり時節柄?いらないとは思いましたが、まあいいのでしょうね。
洋服をこんなに着こなしている芝居も珍しいですね。
それも古き良き時代のちゃんとした「服」なんですよね。これは演劇会社の衣装部門から借りてきた衣装ではなさそうに見えるのです。ちゃんと作ったんじゃないかなあ。実によくできていて、着こなされていて、似合っています。洋服っていいなあと思います。今のは洋服じゃないなあとも思います。
いやあ、自分メモですけれど、「いまどこ観たらいいの?」って聞かれたら、M.O.P.って答えるようにしておいてください>自分
投稿者 柳家 三之助 : 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
